まほろばblog

Archive for 9月 18th, 2012

芸森ハーベスト開催

火曜日, 9月 18th, 2012

昨日は、時々小雨降る中、「芸森ハーベスト」が開催された。

芸術の森や野外コンサートホールは知っていたが、少し先に、

このような温泉完備の宿泊施設が、録音スタジオ付きであることを、

ついぞ今日まで知らなかった。

いつか、道新に紹介された芸森スタジオは、世界でも折紙付きのもので、

坂本龍一と大貫妙子さんの「utau」を録音したことで、一躍有名になった。

11時から、市内の名店が出店しての賑わい、なかなか愉しい一時。

各ライブが終わっての5時からは、大貫さんのスタジオでのライブ。

初めての彼女の生声に、皆感銘。

ことに、音楽嫌いの家内は、スーと心に入って溶け込み、一体となって陶酔したという。

自分と同質の自然性を感受したのだろう。

これは、長い付き合いの中で、初めての驚くべき感想で、私がビックリした。

それほど、身も心をも溶かすほどの彼女の音楽性に脱帽したのだった。

そんな彼女の、いよいよ本格的な札幌での生活が始まる。

この雪国の都市から、文化の香りが世界に発信されれば嬉しい、と市民はみな思っている。

「明朝体と宋朝体」自然医学10月号

火曜日, 9月 18th, 2012

「森下自然医学」10月号が、発刊されました。

会長の巻頭随想は、『徐福伝説 其の三』、「いざさらば、連雲港よ」。

徐福が、渡航軍団を率いて、故郷連雲港を離れる際の様子がありありと活写されている。

いわば、この2200年前の事項により、呉越人が日本に大挙押し寄せた。

だが、それは略奪領有することなしに、日本に同化し、一体化して今日の基を作った。

この2,3日、尖閣諸島が、喧しい。

さて、どうなるものか固唾を呑んで見守る。

現政権の、即断即決の英知無きが悔やまれる。

今月号は、『倭詩』発刊に伴い、5pも割いて取り上げられた。

森下自然医学とのご縁があってこそ上梓出来たのであって、

ありがたく、深くここに感謝したい。

森下会長からの推薦文が掲載されている。

彫琢を加えた文藻が、長く読み耐えられるように。

今月号の「倭詩」は、『明朝体と宋朝体』と題して。

今回本文に使った書体が「宋朝体」という、一般に使用されている明朝体とは異なる。

私が少年期から、慣れ親しんで来たせいもあり、これを出版社に依頼した。

ところが、近代出版史上、かつて無かったという事実を知り、

驚いたのは、当の私自身であった。

そこから、この物語が始まる。

この本は、内容もさることながら、書体自体、革命的なことであると出版代表者が語られた。

ついぞ、誰もが気が付かなかった書体に焦点を当ててみた。

これは、単なる個人の思い付きではなく、長い歴史的な見地でもある。

それは遡ること、明の600年、宋代1000年に亙ることにもなる。

これから火種がついて、この試みが広く拡がらんことを望みたい。