まほろばblog

Archive for 3月, 2012

工藤さん作陶展

木曜日, 3月 15th, 2012

先日、三越のデパートに寄ったとき、たまたま催し会場で、

「工藤和彦展」が開かれていた。

久し振りの再会で、本店に飾ってある絵の作者・上杉さんの

障害者施設で、お世話や陶芸を教えていたりする好青年だ。

その工藤君が、全国的にもメキメキ頭角を現して、

あの料理研究家の「栗原はるみ大賞」を受賞したり、

裏千家の雑誌「淡交」の裏表紙を飾って宣伝せられたりと、

中央でも評価が上がっている。

使い勝手がよく、軽く、しかもリーズナブルさが好まれる所以でもあろう。

時間がありましたら、覗いてみて下さい。

ごあいさつ

私は北海道の広い大地と豊かな自然の中で、

のびのびと創作に励んでいます。

私の創作には、北海道の地元の粘土を使用しています。

この粘土は、4万年の歳月をかけて日本海を超えて

北海道北部に堆積した「黄砂」からなるものです。

粘土の年代を測定すると、2億年前のものだそうです。

恐竜がいた白亜紀に地表にあったものです。

このダイナミックな地球の息吹を大切にして、

作品に出来ればと、日々精進しております。

末永くご愛用いただければと幸いと存じます。

 工藤 和彦

工藤君のHP、ブログがあります。

 

「工藤和彦作陶展」

3月13日~19日

三越ギャラリー 本館9階

小林秀雄の歴史観

木曜日, 3月 15th, 2012

占部賢志(福岡県立太宰府高等学校教諭)

      

(『致知』2004年12月号 特集「徳をつくる」より)

日本の文化伝統を次代を担う
子どもたちにどう伝えていくか。
これが学校教育の中核であるべきだと思っているんです。

私がこういう考えを抱くようになったのも、
小林秀雄さんの教えなのです。

私は学生時代以来、一所懸命読んだのは
小林秀雄さんの本でね、
ある時宮崎の延岡に講演にいらっしゃるというので、
会いに行ったことがあるんです。

その時、私はどうしても質問したいことがあったんです。

「歴史を知ることは自分を知ることだ」

と小林さんはよくおっしゃっていたが、
その意味が当時の私にはよく分からなかったんですね。

夜の11時近くなっていたでしょうか。
小林さんが地元の名士と一緒に
ホテルへ戻ってこられたところへ

 
「質問があります」

と割って入っていったんです。

小林さんは

「君を産んでくれたのは誰か。
 君のおっかさんだろう。
  
 おっかさんのいいところも悪いところも
 みんな君の中に流れている。
  
 そうすると、おっかさんを大事にすることは、
 君自身を大事にすることだ。
  
 君が君自身を大事にすることは、
 おっかさんを大事にすることになる。
  
 歴史だって同じじゃないか。 
  
 日本の2千年の歴史は君のこの身体に流れている。
 君が君自身を大事にすることは、
 歴史を大事にすることだ。
  
 だから歴史を知ることは、自己を知ることに繋がるんだ」

ということを噛み砕いてお話しくださった。

考えてみればその通りで、日本の古典には
「鏡もの」というのがありますね。

『大鏡』や『吾妻鏡』。
あれは全部、歴史書です。

日本人は古来、歴史を鏡だと思っていたんですね。
歴史を学べば本当の自分の姿が見えてくるんです。

そういう意味で、生き方の鏡として
歴史を子どもたちに提供していけば、
期せずして徳をつくる教育になるのではないかと思います。

「窓際社員が成し遂げた奇跡のごみ改革」

木曜日, 3月 15th, 2012

      
  鈴木 武 (環境プランナー)

   『致知』2007年2月号
   特集「一貫(いちつらぬく)」より

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 排出物の分別置き場には、いくら分別の注意書きを貼っても
 真面目に読んでくれる人はほとんどいません。
 
 だからといって、指示通りに出してくれない社員を
 その場で呼び止めて注意しても効果はありません。
 
 自分の仕事と関係なく、やりたくもないゴミ出しを
 やらされて頭にきている人を説教すれば、
 火に油を注ぐようなものです。
 
 「あの生意気な環境の新人はなんだ」と反感を買い、
 その後の協力が望めなくなるばかりか、
 悪い噂が広がりクビにつながる可能性もあります。
 
 だから私は、こうしなさいと命令したことは一度もありません。
 指をさしたらその相手は敵になるのです。
 
 ではどうやって無関心な社員の意識を喚起し、
 気分よく協力してもらうか。
 すべては仕掛け、仕組み、工夫次第です。

 まず、前日の夕方に分別の棚を
 全部きれいに片付けて雑巾がけをしました。
 
 そして各コーナーに一つずつ、
 排出物を模範的なやり方で出しておくのです。
 
 翌朝各部署から排出物を持ってきた人がそれを見ると、
 
 
 「よそは結構きれいに置いてるな。
   いいかげんな出し方はできないぞ」
  
  
 となります。
 
 出しておいた排出物がモデルになって
 私の代わりにしゃべってくれるのです。
 
 出しておく位置を毎日少しずつ変えておけば
 不自然な感じはせず、私が演出していることがばれずに済みます。
 
 コピー用紙の束を持ってきた人が、
 縛り方が悪いために荷崩れしてしまった時には、

 「これは私がやりますから」
 
 と、まず自分がやって見せながらうまく協力を求めます。
 
 
 「実はこの荷造りでは、業者のおばちゃんが腰を痛めるし、
  引き取りの値段も減ってしまうんです。
  だからできれば次からは、おばちゃんのためにも
  こんなふうに縛っていただけるとありがたいんですが」。
  
  
 そう言えば、「分かった、考えとくよ」と、
 怒りに火が点かないし、
 「俺もやるよ」と手伝ってくれる人も出てきます。

 それから、私は七つ道具を常に携帯して
 いろんな場面で活用しました。
 
 ゴミの出し方について説明する時など、
 懐からおもむろに十手を出して指し示しながら話をする。
 まるで漫画です。
 
 しかめっ面をしていた相手の表情も
 「それ、何ですか」と和らぎ、
 笑いの中で分別に興味を持ってもらえるのです。

 日光江戸村で仕入れてきた大判金貨も、
 たいていの人は現物を見たことがありませんから
 興味を持ちました。
 
 ゴミを捨てに来た社員に触ってもらい、
 重さを実感してもらいながら、
 この百グラムの金塊(きんかい)は、
 携帯電話のICに使われている金メッキを
 5000~7000台分集めることでできるんですよ、
 とうんちくを披露します。
 
 金貨とともに分別の大切さが強く印象に残り、
 噂が広まって他の人も見に集まってきます。
 分別意識を高めてもらう絶好のPRになるのです。

 置き場が隣接していたガラスと電池は、
 なかなか指定通りに分別されず、
 よく二つが混じった状態で放り込まれていました。
 
 考えに考えた結果、私は一つの妙案を思いつきました。

 排出物を入れる缶の位置を、
 床から1メートル高く設置したのです。
 
 人間の心理とは面白いもので、
 入れ物が床にあればろくに分別もせずに放り投げるけれども、
 位置が少し高くなっただけで、
 そばまで寄ってきて丁寧に分けて入れる。
 
 これは劇的な効果がありました。

 何をやるにせよ、それにとことん燃えて取り組んでいると、
 次々とアイデアが閃くものです。
 
 朝の3時、5時、6時と閃いては目が覚め、
 メモしたアイデアを私は次々と実行していきました。
 
 その結果、それまでゼロに等しかった
 松下通信工業のリサイクル率は99%になり、
 それによって約2億円かかっていた
 廃棄物の処分費が節減できました。
 
 工場内はほとんどゴミのない状態となり、
 33か所ある排出物置き場はいつ開けても空っぽです。
 
 その運動は他の松下グループにも広がり、
 私が定年を迎えた平成14年には、
 松下グループ全体で98%のリサイクル率が実現しました。

 こうした活動は通常、トップダウンで進められるものです。
 松下通信工業のようにボトムアップで改革を成功した実例は
 これまで日本になく、常識をひっくり返す快挙でした。

 多くの企業で
 
 「うちの社長は頭が固くて駄目だ」

 「下がガタガタ言ったって、
  上がやる気ないんだからできるわけない」
  
 といった愚痴が聞かれます。
 
 しかし、力のない窓際族でも、知恵と努力と工夫を重ねれば、
 一万人の会社でも改革することはできるのです。
 
 

武田教授講演会in北海道ヘンプネット

水曜日, 3月 14th, 2012

「北海道ヘンプネット3.28札幌集会」のご案内

                主催 北海道産業用大麻(ヘンプ)普及推進ネットワーク 

 昨年の「ヘンプカー・プロジェクト2011北海道」によって、産業用大麻への道民の関心が高まっています。北海道知事への「産業用大麻の普及推進に関する請願」の署名者数は昨年10月11日の道庁への提出時点で2041名に達しました。また、栽培を希望する生産者が各地で名乗りを上げておられます。

ところが、こうした道民の動きに逆行するかのように、道庁保健福祉部医療薬務課では、北海道の大麻取扱指導方針を改悪し、栽培と研究の両免許の審査基準を厳格化して、実質的に北海道における大麻栽培と大麻研究を不可能にしようとしています。幸い今回、年度内における改正は見送ったとの医療薬務課の回答がありましたが、また、いつ同様の改悪がなされ、産業用大麻の栽培が不可能となる日が来るか予断を許さない状況です。そこで、2月29日に昨年のヘンプカー・プロジェクトの関係者が札幌に集まり、北海道産業大麻普及推進ネットワーク(北海道ヘンプネット)を立ち上げました。このネットワークの目的は、北海道における産業用大麻の栽培と新たな大麻関連産業の創出にむけて、産業用大麻の有用性を広く道民に訴え理解を広めることです。開催日が迫っていますが、札幌集会を成功させ、大麻栽培に挑戦しようではありませんか。この趣旨に賛同する多くの皆様の参加をお願いします。

なお、講演会と講習会は参加費をいただきますので、ご協力をお願いします。 

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第1部 報告集会

 

1・開催日時・場所

2012年3月28日 10:30~11:00 札幌市教育文化会館研修室

   〒060-0001 北海道札幌市中央区北1条西13丁目 011-271-5821

2.報告・検討事項

これまでの経過と今後の活動予定

 3.参加費 無料

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第2部 講演会

産業用大麻による新産業の創出と地域エネルギーの自給を考える 

1.趣旨

産業用大麻は、古くから衣服などの原料や食料として人類に利用されてきた伝統的な繊維・食用作物であるとともに、最近では、地球環境にやさしいバイオマス作物として世界的に注目されています。伝統的な繊維、食料利用の他、様々な工業製品が製造可能であることから、消費者のみならず繊維、建材、食品、エネルギー、医薬など多くの産業分野から国内生産を望む声が高まっています。特に大震災後は産業用大麻を活用した地域エネルギー自給システムや大麻の放射能除去能力への関心が高まっています。

 今回は、中部大学教授で「大麻ヒステリー」著者の武田邦彦先生に「日本人と大麻と放射能」と題する基調講演をお願いしました。また、舟山秀太郎氏、赤星栄志氏、森山大樹氏には、企業家、研究者、弁護士の立場より、産業用大麻の可能性と課題、法的な問題と対策等についてご講演いただく予定です。

2.開催日時・場所

  2012年3月28日 11:00~15:00 札幌市教育文化会館研修室

  〒060-0001 北海道札幌市中央区北1条西13丁目 011-271-5821

3.基調講演(11:00~12:00)

武田 邦彦 先生(中部大学教授、「大麻ヒステリー」著者)

  「日本人と大麻と放射能」 

4.話題提供(13:00~15:00)

    1)舟山秀太郎氏(オホーツク麻プロジェクト代表、(株)香遊生活代表取締役) 

   「北海道の産業用大麻を利用した地域振興の可能性」

   2)赤星栄志氏(バイオマス産業社会ネットワーク理事、「ヘンプ読本」著者)

      「全国の産業用大麻の栽培状況と地域産業について」

    3)森山大樹氏(弁護士、中山大麻裁判の弁護人)

「産業用大麻を巡る法的諸問題と対応策について」

座長 菊地治己北海道ヘンプネット世話人代表(農業活性化研究所代表)

5.参加費 1,000円(講師謝礼、会場費)

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第3部 講習会

1.趣旨

生産者、研究者を対象に、大麻栽培免許申請書の具体的な作成方法に関する講習会を開催します。なお、平成24年に免許申請を予定している生産者、研究者には、あらかじめ関係書類を作成していただきますので、事前にご連絡ください。申請に必要な書類等をお送りいたします。なお、講習会終了後、希望者は道庁保健福祉部医療薬務課との意見交換会に参加することができます。

2.開催日時・場所

2012年3月28日 15:00~17:00 札幌市教育文化会館研修室

 〒060-0001 北海道札幌市中央区北1条西13丁目 011-271-5821

3.講師 赤星栄志氏、森山大樹弁護士、舟山秀太郎氏(現在免許保有)、丸山竹士郎氏(元免許保有者)

4.参加費 2,000円(講師謝礼、資料代、会場費)

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第4部 交流会

開催日時 3月28日 18:30~ 場所未定(札幌駅周辺) 会費4,000円程度

北海道ヘンプネット3.28札幌集会参加&同ネット加入申し込み書

 月   日 代表者氏名

氏 名 上段TEL下段FAX 上段e-mail(パソコン)下段e-mail(ケイタイ) 報告集会 講演会 講習会 交流会 世話人になる  会員になる
                 
                 
                 
                 
                 

1)参加希望の欄に○印を記入して下さい。

報告集会は10:30開始、講演会は11:00開始、講習会は15:00開始、交流会は18:00開始です。

2)北海道ヘンプネットに加入希望する方は該当欄に○を記入してください。

3)世話人:地域などのグループの責任者でイベントなどを主催出来る方

  会 員:会の趣旨に賛同し、イベントや署名活動などネットワークの活動に参加できる方

4)連絡先は北海道ヘンプネット以外での使用はいたしません。

●送付先・お問い合わせ先(参加申し込みはなるべくE-mailでお願いします)

〒079-8417 旭川市永山7条17丁目3-23 

       北海道ヘンプネット世話人代表 菊地治己  

TEL: 090-4874-0354

FAX:0166-46-5645   

E-mail: kuchisaki@live.jp

 

●申し込み締切は3月26日です。 

会場が狭いため、先着120名で定員となります。早めにお申し込みください。

伽耶琴、玄琴への憧れ

水曜日, 3月 14th, 2012

先日、古琴研究家の山寺ご夫妻とお会いした時、
「コムンゴ(玄琴)を習いたい」という話しが俄かに出た。
ご主人の三知先生と私なのだが、共通して韓国の古典楽器「コムンゴ(玄琴)」に想いを寄せていた。
私も、この男性的な力強さと女性的な余韻を兼ね備え、打楽器的な奏法を持ったこの弦楽器は、
「まあ、来世生まれ変わったならやってみようかな」と、思っているほどだ。
たまたま若い女子の奏でる伽耶琴と玄琴、そしてパンソリの古典曲が出ているで、ご紹介する。
韓流ドラマに、はまってしまう由も理解出来るような気がしませんか。

イタリアの魚醤『コラトゥーラ』

水曜日, 3月 14th, 2012

先日、ホテルであるイタリア物産商のシチリア料理の講習会が開かれた。

40歳になるP・ダゴスティーノ氏は欧州各地の8件の5星レストランを回って修行。

今、シチリア島でレストランをオープンして現在に至っている。

当日、道内の若手シェフ達が、本場の技と味を習得しようと熱心に集まった。

講習の席上、これはと唸ったのは、イタリアの魚醤「コラトゥーラ」だ。

日本のしょつるや東南アジアのナンプラー等々、魚の醤油である。

大豆などの穀類の醤油に比して、発祥が早いはずだ。

魚の粗なんかを塩水のまま放っていたら、芳香と共に旨味発見!!で定着。

クサヤなんかは、その最たるものだろう。

そんなイタリアも海に囲まれて海産物が豊富、当然同じ食物の知恵が生れた。

サバ、マグロ、カツオなどのが「ガルム」で、いわしが「コラトゥーラ」だ。

あのアンチョビの副産物が、コラトゥーラでもある。

そのコク、その旨味と言ったら、滅法スゴイ!!

感動しました。

「パリストレーリ  コラトゥーラ・ディ・アリーチ」100ml瓶 ¥1.836

■コラトゥーラの製造方法
琉珀色のコラトゥーラはアンチョビの塩漬けの製造過程から得られるもので、バリストレーリ・
ジローラモ杜の製造方法も古くから漁師の家に代々受け継がれてきたものです。水揚げしたカ
タクチイワシをその日のうちに手作業で頭と内臓を取って塩漬けにし、何層にもなるように丁
寧に並べます。イワシに最もよく味がのっている5月に仕込みを始めます。
木製のふたをして、海の重石を置き熟成させますが、最初の48時間は重石を一番重たくし、時
間が経つにつれ重石を軽くしていきます。
重石をのせられ熟成させたカタクチイワシからは徐々にエキスが出てきます。この液体の上澄
みだけを集めたものがコラトゥーラとなります。

「ケッパー塩漬け」70g ¥333

イタリア料理には欠かせない食材、ケッパーの塩漬けです。

塩抜きにしてサラダに合わせたり、パスタのアクセントとしてお使い下さい。

トマトのソースと合わせるのがおすすめです。

この「コラトゥーラ」と「ケッパー」、

そして後に紹介する「ドライトマトのオリーブ漬け」と「ジュノベーゼ・ペースト」を使って、

実際に、パスタに味付けしたら、

忽ちに家庭料理が三星くらいになっちゃうというスゴ物!!

何故か、イタリアレストランの秘密が分かっちゃたという困り者でもあります。

突如、家庭に名シェフ登場!!である。

是非、これを友に、腕を振るって下さい。

「モルシ・ディ・ルーチェ」500ml ¥2664

アフリカとシチリアの中心に位置するパンテッレリーア島で栽培された

ズィビッボを、フローリオ社で醸造、瓶詰めしたデザートワイン。

あのマスカット・アレキサンドリアをワインにした贅沢さ。その甘美は尋常ではない。

スウィーツ作りにも最高の一助となろう。

 「一日一センチの改革」

水曜日, 3月 14th, 2012

      
  鈴木 武 (環境プランナー)

    『致知』2007年2月号
     特集「一貫(いちつらぬく)」より

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 ほとんどの方が気づいていないことと思いますが、
 いま、私の住む東京都目黒区では、
 区内にある自動販売機の脇に、
 これまでなかった空き容器の回収ボックスが
 次々と設置されています。
 
 定年後にボランティアで区内の掃除を
 するようになって驚いたのは、
 空き容器のゴミのあまりの多さでした。
 
 自販機のそばに回収ボックスがついていないことが
 原因だと考えた私は、まず行政にその現状を訴えました。
 
 しかし先方は
 「条例条文にそのような項目はありません」と
 繰り返すばかりで埒(らち)があかない。
 
 次に町内会を訪ねてみましたが、ここはもっとやる気がない。
 いざこういう問題に直面しても、
 それをどこへ持っていったらいいかというのは、
 意外に分からないものなのです。
 
 結局私は、一人で動き始めました。
 
 
 どうやったか。

 自販機をよく見ると、設置されている住所、
 メーカーの管理ナンバーと連絡先が記してあります。
 そこに番号非通知で電話を入れてこう言うのです。

「ちょっと控えていただけますか。
  こちら目黒区○○町○番地、管理ナンバー○○○○。
  この自販機の回収ボックス設置をお願いいたします」

「どちら様でしょうか?」

「近くの住民です。よろしくお願いします」

 十日もすれば回収ボックスが設置されています。
 私はいま、外で回収ボックスのない自販機を
 見かけるたびにこれをやっています。
 
 
 あ、見つけた。
 
 ピッピッピッと電話して、はいおしまい。
 
 地元のボランティアの方々にお教えすると、
「おもしろいわね」と大勢の人が真似するようになり、
 回収ボックスの設置がどんどん進むようになりました。
 
 住民からこれだけ多くの声が届くようになると、
 メーカーも新たに自販機を設置する際には
 同時に回収ボックスの設置もせざるを得なくなります。

 私は平成十四年に松下通信工業を定年退職し、
 現在、緑豊かな美しい地球を子どもたちに残す
 ゴミゼロ運動を展開しています。
 
 その目標を実現するために、いちいち行政や法に訴えて
 大騒ぎをする必要はありません。
 
 まず自らが行動すること。
 小さなことを淡々と実践し続けることによって、
 ちっぽけな一人の人間が世の中を
 大きく変えていくことができるのです。
 
 私はこの呼吸を、現職時代にゴミ問題に
 奮闘する中で会得しました。
 
 
 

純米LOGO『鶴亀』初入荷!

火曜日, 3月 13th, 2012

「越後鶴亀 LOGO 純米 生貯蔵酒」のご案内

フレッシュな香味を生貯蔵し、瓶詰めにしました。

香りよく、お米の旨味のしっかりしたお酒【限定吸水】【こうじ箱】を使用し、

手間と時間をかけて醸造。

春から夏にかけて冷やして美味しい生貯蔵酒です。

原料米/五百万石・こいしぶき   精米歩合/60%

アルコール度数/15度以上16度未満

日本酒度/+3 酸度/1.5 アミノ酸/1.2

720ml ¥1.300

https://www.mahoroba-jp.net/newblog/?m=201202

新潟県唯一皇室献上蔵「上原酒造」

まほろばの「蜂さん」!?

火曜日, 3月 13th, 2012

まほろばオリジナルサプリメントに、『蜂さん』が加わりました。

長野県などで昔から蜂の子の佃煮など食べられていますが、滋養と強壮で知られています。

特にオスの蜂の子ですので、SONから『蜂さん』にしました。

親しみやすい名前で、皆様に愛されますように・・・・。

「オリーブと亜麻仁油入り」と「ミネラル乳酸菌入り」の二タイプを一箱に詰めました。

健康と美容の増進にどうぞ。

詳しくは、まほろばのHPで。

http://www.mahoroba-jp.net/about_mahoroba/tayori/topix/topix201203hatisan.html

何か、時が結実するのでしょうか。

もうだいぶ経っている、これもまほろば製健康食品『アルカヌム』と『ユットク』。

これが、リバイバルなのか、急にまた火が付いたようで、こちらが驚いています。

両方とも、前回のロットで打ち切ろうかな、と思っていた矢先、

全国のお客様から、無くなっては困る!!!とのお声を多数頂きました。

これを頼りにしていらっしゃる方々がこんなにも多いのか、と驚きました。

『ユットク』は「天然メシマコブ」が、ウズベキスタンから入手出来なくなって

諦め掛けているところに、中国福建省から天然野生種が入手したとの吉報。

かたや『アルカヌム』は、「紅景天」が世界からチベットに買い漁って、

現地で急騰して入手出来ない、との情報。

そこを、不明だった青海省の知人とコンタクトに成功。

世間の高値でない、現地値で入手可能になった。

二つとも、地味だがロングランで、今後も息の長い製品として、

皆様のお役に立つことでしょう、ありがたいことです。

これも、天から戴いた恩恵と感謝いたします。

イヴェント目白押し

火曜日, 3月 13th, 2012

日毎、春めく今日この頃。

連日届けられる催し物のチラシ。

少しご紹介します。

以前店内でよく曲を流していた鈴木重子さんのボイストレーニングなどあります。

それぞれにご縁がありましたら、ご参加下さい。