= エリクサー開発者・宮下周平氏講演 =

 自然食品店・まほろばの宮下と申します。何がビックリ現象かというと、わたしのような一介の八百屋のおやじがこんな浄水器(エリクサー)を造ってしまったことが、われながら一番のビックリ現象でして・・・。

 実はわたくしは科学や技術畑とは無縁の人間であったわけで、水の知識も持っておりませんでした。知識がないというのは考え様ではプラスにもなり、物事をありのままに見る長所も持っているかも知れません。

 若い頃、道を求めた時期がありまして煩悶しながらの青春時代を送りました。とにかく何か真理をつかみたいという気持ちが強くあったわけです。そしてあるとき、自分の指に聞くシンプルなO-リングテストと出会うことによって、わたしの人生は劇的に変わったのです。
 今までの常識がことごとく粉砕しまして、霧が晴れたように感じました。O-リングテストというものは、自分の奥に厳然とある「答え」を引き出してくれる、あるいは自然の中にある宇宙の真理と自分とを繋いでくれる、そんな気がしております。


 O-リングテストとの出会いをきっかけに北海道で自然食品店を始めたわけです。当初は批判と無理解の中でやってきたんですが、20年ばかり、自分の信念だけを頼りにがんばりました。
 その結果、エリクサー開発にたどり着くわけですが、水に関する知識もない、科学的知識もない、何もない状態での出発でした。しかし、そんな中でも「できる」という確信だけはありました。

 O-リングテストであらゆる素材を集めてきて、焼いて・・・一から十までO-リングテストを用いて検証していった結果、近藤社長がおっしゃるような機能性が出てきたわけです。まず機能性を考えて始めた作業ではありませんので、私自身が非常に驚いております。
  
 水というのは多くの神秘的で未知なる働きと性質を持ったものだと考えています。ですから、一局面だけにスポットを当てた浄水器を造る考えは私の中には一切ありませんでした。私の中にはイメージとして水の原始的な姿が常にあったのです。その意識がO-リングテストに反映されたのだと思います。実験する人がどれほど深く大きな意識を持っているか、それが肝心なのでしょう。

 万物を生み出す母なる水をイメージして、それを頼りに実験していきましたら、色んな動・植・鉱物が寄ってきてついには七百種類もの素材が世界中から集まってしまいました。これらをセラミック化するのに人任せにはできないと追い詰められ、自分で焼くことにしました。七日間不眠不休で没頭した結果、ある温度を境に物質が激変するという特異点を発見したのです。その温度の上でも下でもだめ、その温度のみが物質に劇的な変化をもたらします。この特異点のお陰で奇跡のようなセラミックが焼きあがったわけです。